血管内皮機能検査(FMD検査)について
- UMEクリニック

- 2025年12月31日
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血管内皮機能検査(FMD検査)とは
FMD検査(Flow-Mediated Dilatation:血流依存性血管拡張反応)は、血流が増えた際に血管がどれだけ拡張するかを超音波で評価する検査です。血管の内側を覆う「血管内皮細胞」は、血管の拡張・収縮や動脈硬化の進行をコントロールする重要な役割を担っています。
FMD検査では、この血管内皮細胞の働き=血管内皮機能を数値として評価することができます。
なぜ血管内皮機能が重要なのか
動脈硬化は突然起こるものではなく、次のような段階を経て進行します。
血管内皮機能の低下
動脈硬化の進行
プラーク形成
血管の狭窄・閉塞
心筋梗塞・脳梗塞
血管内皮機能の低下は、動脈硬化の最も早期に現れる変化のひとつと考えられており、
将来の心血管イベントを予測する重要な指標とされています。

血管内皮機能は回復できる
血管内皮機能の大きな特徴は、「改善・回復が可能」である点です。
以下のような生活習慣は、血管内皮機能を改善することが科学的に示されています。
適度な運動
魚(EPA・DHA)を中心とした食事
ポリフェノール(緑茶、カカオ、ベリー類など)
ナッツ類
ストレスの少ない生活環境
十分な睡眠
FMD検査で分かること
これらの生活習慣改善が血管に良いことは分かっていましたが「実際に血管がどの程度良くなっているのか」を数値で確認することは、これまで容易ではありませんでした。
しかし、FMD検査を行うことで、以下が可能になります。
生活習慣改善の前後比較
運動や食事療法の効果判定
将来の心筋梗塞・脳梗塞リスクの早期評価
感覚的な評価ではなく、血管の状態を客観的な数値として把握できる点が大きなメリットです。
FMD検査の目安(参考値)
一般的な目安として、以下のように評価されます。
7%以上:正常
4~6%台:境界域
4%未満:血管内皮機能低下の可能性
※年齢や背景疾患などによって解釈が異なるため、医師による総合的な判断が必要です。
まとめ
FMD検査は、動脈硬化の「超早期段階」を評価できる検査です。
血管内皮機能は改善可能であり、その効果を数値で確認できる点が大きな特徴です。
将来の心筋梗塞や脳梗塞の予防を考える上で、有用な検査といえます。
UMEクリニックむさし村山院長 梅津拓史
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