高血圧治療は「お薬だけ」じゃない
- UMEクリニック
- 1月28日
- 読了時間: 3分

高血圧治療というと「血圧が高い→薬を飲む」と考えられがちですが、実はそれだけではありません。生活習慣の改善(非薬物療法)には、はっきりとした降圧効果があることが、多くの研究で示されています。
今回は、
本当に効果があるもの
現実的に続けられるもの
に絞って解説します。
なぜ非薬物療法が重要なのか
軽症〜中等症高血圧では、薬を減らせる可能性がある
薬物治療中でも、効果を底上げできる
脳卒中・心筋梗塞などの心血管イベントリスクを下げる
→「やれることをやる」だけで、血圧は確実に下がります。
有酸素運動は“確実に効く”
非薬物療法の中で、最もエビデンスが確立しているのが「有酸素運動」です。
▼降圧効果
収縮期血圧:−5〜8mmHg
拡張期血圧:−3〜5mmHg
▼どれくらい必要?
週60分〜90分(例:30分×週2回〜3回)
早歩き
自転車
軽いジョギング
→「息が弾むけれど会話はできる」程度の強度が目安です。
筋トレ+有酸素も有効
「筋トレは血圧に悪いのでは?」と心配されることがありますが、適切に行えば問題ありません。
近年の研究では、筋力トレーニング+有酸素運動の組み合わせは、有酸素運動単独と同等、あるいはそれ以上の降圧効果が報告されています。
▼ポイント
筋トレだけでなく、有酸素運動を必ず組み合わせる
息を止めない
高重量・低回数よりも中等度の負荷
→総運動量として、週60分〜90分が一つの目安です。
塩分制限は「効くが、正直きつい」
塩分制限も、降圧効果が明確な方法ですが、あまり現実的ではありません。
目標は「1日6g以下」ですが、日本人の平均摂取量は約10g/日。
正直、6g以下はかなりハードルが高いのが現実です。
▼現実的な工夫
減塩醤油
減塩味噌
加工食品・外食を減らす
よくある質問ですが、味噌汁=血圧を上げるとは限りません。
味噌は発酵食品であり、思ったほど血圧を上げないことも分かっています。
体重が減ると、血圧も下がる
体重管理は、非常に分かりやすい効果があります。
体重1kg減少 → 収縮期血圧 約1mmHg低下
体重3kg〜5kgの減量で、薬1剤分に近い効果が出ることもあります。
野菜はどうなのか?
野菜摂取(DASH食など)は推奨されていますが、血圧単体で見るとエビデンスはやや弱めです。
ただし、
カリウム摂取
体重管理
心血管リスク低下
といった間接的なメリットは期待できます。
まとめ|高血圧に現実的に「効く」のはこれ!
有酸素運動(週60分〜90分)
筋トレ+有酸素(週60分〜90分)
無理のない減塩
体重管理
これらを組み合わせることで、血圧は確実に下がります。
UMEクリニックの取り組み
UMEクリニックでは、FMD検査(血管内皮機能検査)や血管エコー検査を導入しています。
高血圧の非薬物療法で大切なのは「やっているつもり」ではなく、本当に血管が良くなっているかを確認することです。
運動や減塩、体重管理などの努力は、血圧の数値だけではなく、血管機能や動脈硬化の指標として“見える形”で評価することが可能です。
生活習慣病の治療は、ただ薬を増やすことではありません。
努力が正しく報われているかを、客観的に確認しながら治療を進める。
それがUMEクリニックの考え方です。
高血圧をはじめとした生活習慣病について、ぜひ一度、UMEクリニックにご相談ください。
UMEクリニックむさし村山院長 梅津拓史
〒203-0022 東京都武蔵村山市榎1-1-3
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