【VIEW39】アレルギー検査って本当に役に立つの?
- UMEクリニック

- 1月19日
- 読了時間: 3分

「アレルギー検査は受けた方がいいですか?」
これは外来でとてもよく聞かれる質問です。
結論から言うと、目的がはっきりしていれば、VIEW39などのアレルギー検査は非常に役に立ちます。
一方で、「万能の検査」ではないことも知っておく必要があります。
この記事では、
どんな場面で「必須」になるのか
注意が必要なポイント
を、実際の臨床ベースで解説します。
アレルギー検査「VIEW39」とは?
VIEW39は、血液検査で「39項目のアレルゲンに対する特異的IgE抗体」を同時に調べる検査です。
主に以下をカバーします。
スギ・ヒノキ・カモガヤなどの花粉
ダニ・ハウスダスト
動物(ネコ・イヌなど)
カビ
食物アレルゲン
など
VIEW39が「特に役に立つ」3つの場面
①シダキュア・ミティキュア処方の【根拠】になる
スギ花粉症(シダキュア)やダニアレルギー(ミティキュア)の舌下免疫療法を開始するためには、原因アレルゲンの証明が必須です。
つまり、
スギ特異的IgE陽性→シダキュア適応
ダニ特異的IgE陽性→ミティキュア適応
VIEW39は、
「この治療を始めてよい医学的根拠」を明確にしてくれる検査という位置づけになります。
②ゾレア(オマリズマブ)注射の処方前には【必須】
重症のアレルギー性鼻炎や喘息で使用されるゾレア注射(抗IgE抗体製剤)は、
投与前にアレルギー検査が必須
総IgE値・特異的IgEの評価が前提
となります。
VIEW39を行うことで、
本当にアレルギー性疾患なのか
ゾレア適応があるのか
を、安全かつ客観的に判断できます。
③治療方針・生活指導を具体化できる
VIEW39の結果は、
薬の選択(抗ヒスタミン薬、点鼻薬など)
生活環境の調整(寝具、掃除、花粉対策)
長期治療(免疫療法を検討するかどうか)
といった、実際の治療戦略に直結します。
「なんとなく花粉症」
「毎年つらいけど原因が曖昧」
という方ほど、検査結果が役立つことがあります。
注意点:食物アレルギーは“少し慎重に”
VIEW39には食物アレルゲンも含まれていますが、血液検査だけで食物アレルギーを確定することはできません。
そのため「IgE陽性=必ず症状が出る」というわけではありません。
実際に食べて問題ないケースも多くあります。
特に成人では、
「数値だけを見て食事制限する」ことは推奨されません。
食物アレルギーが疑われる場合は、
実際の症状
摂取状況
既往歴
を総合的に評価することが重要です。
まとめ|VIEW39は「目的が明確なら、とても有用」
シダキュア・ミティキュアの適応判断
ゾレア注射の処方前評価
アレルギー性疾患の治療方針決定
これらにおいて、VIEW39は非常に信頼性の高い検査です。
一方で、
食物アレルギーの評価
症状とのズレ
については、医師の判断が欠かせません。
UMEクリニックでは「検査をすること」自体が目的ではなく、検査結果をどう治療につなげるかを大切にしています。
舌下免疫療法を検討したい
ゾレア注射を考えている
毎年のアレルギー症状を根本から見直したい
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
UMEクリニックむさし村山院長 梅津拓史
〒203-0022 東京都武蔵村山市榎1-1-3
イオンモールむさし村山1F
電話番号:042-565-7711



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