アトピー性皮膚炎の治療|大人のアトピー・ステロイドが不安な方へ
- UMEクリニック

- 2月25日
- 読了時間: 4分

アトピー性皮膚炎は、一時的な湿疹とは異なり、
良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚疾患です。
「市販薬では良くならない」「ステロイドが怖くて使えない」「大人になってからも治らない」
こうした悩みを抱えて来院される方が増えています。
UMEクリニックでは、症状の強さ・出やすい部位・生活への影響を丁寧に確認し、その方にとって現実的で、続けられる治療を大切にしています。
アトピー性皮膚炎に多い症状・特徴
診察や私自身の経験から、アトピー性皮膚炎には次のような特徴がよく見られます。
肘の内側・膝裏など、関節部分に出やすい
こすれ・汗・衣類など、刺激が加わる部位で悪化しやすい
左右対称に症状が出ることが多い
ストレス・睡眠不足で悪化しやすい
花粉症の時期に悪化する(特にアレルギー体質の方)
これらが複数当てはまる場合、単なる湿疹ではなくアトピー性皮膚炎の可能性があります。
アトピー性皮膚炎の治療で最も大切な考え方
強い炎症は、まず「適切なステロイド外用」でしっかり抑える。
アトピー性皮膚炎の治療で最も重要なのは、炎症が強い時期に、十分な治療を行うことです。
よくあるのが、
ステロイドを避けすぎて、弱い薬を長期間使い続ける
炎症が残ったまま、治療を中途半端に終えてしまう
このような治療は、かえって症状を長引かせ、慢性化の原因になります。
当院では、悪化期には部位に応じた適切な強さのステロイド外用薬を使い、まず炎症を確実に抑えることを治療の基本としています。
部位別|アトピー性皮膚炎の外用治療の目安
■顔・首など(皮膚が薄い部位)
皮膚がデリケートなため、マイルドなステロイド外用薬(ロコイド軟膏など)を中心に使用します。
■体幹・手足など
炎症が強くなりやすいため、ベリーストロングクラス(アンテベート軟膏など)を適切な量・期間で使用し、炎症を抑えます。
年齢・症状・皮膚の状態により調整します。
炎症が落ち着いた後(安定期)の治療
炎症が十分に落ち着いた後は、
非ステロイド外用薬(モイゼルト軟膏など)を使用することがあります。
特に、顔・首など、長期のステロイド使用をできるだけ避けたい部位では、維持療法として有効な選択肢です。
大切なのは「最初から非ステロイド」ではなく「炎症を抑えた後に使う」という"順序"です。
アトピー性皮膚炎の「かゆみ」には内服治療も重要
アトピー性皮膚炎で最もつらい症状は、かゆみです。
かゆみが残ると、掻く→皮膚が傷つく→さらに悪化するという悪循環に陥ります。
当院では、特に成人の方には眠くなりにくく、効果の安定した第2世代抗ヒスタミン薬を使用し、かゆみのコントロールを重視しています。
血液検査でわかること・わからないこと
アトピー性皮膚炎は、多くの場合、症状や経過から診断可能です。
ただし、判断が難しい場合には、
一般的なアレルギー検査
フェディアトープ検査(アトピー素因の評価)
を行い、診断の裏付けとすることがあります。
血液検査だけで全てが決まるわけではなく、皮膚症状・経過・生活背景を含めて総合的に判断します。
重症アトピー性皮膚炎には「デュピクセント注射」という選択肢も
外用・内服治療を十分に行っても改善しない重症アトピー性皮膚炎に対しては、デュピクセント注射という治療法があります。
効果は非常に高く、劇的に改善することもある
その分、治療費は高い
高校生までは医療費助成の対象となる場合あり
原則、半年以上の適切な治療でも改善しない方が対象
適応には条件がありますので、診察時にご相談ください。
最後に|アトピー性皮膚炎は「我慢する病気」ではない
アトピー性皮膚炎は、適切な治療を行えば、日常生活を大きく改善できる病気です。
「今さら治らない」と諦める必要はありません。
症状や生活背景に合わせて、無理のない治療を一緒に考えていきます。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
UMEクリニックむさし村山院長 梅津拓史
〒203-0022 東京都武蔵村山市榎1-1-3
イオンモールむさし村山1F
電話番号:042-565-7711



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